愛されない皇妃~最強の母になります!~【コミカライズ連載中】
 ――どうやら、ユリアナの姿になっただけじゃなく、私が皇帝一家と戦った時間軸より過去の世界にきているようね。

「お前は死にたくなるほど、俺を嫌っているのか」

 サファイアの瞳は氷のように冷たく、死を選んだ妻を軽蔑しているように見えた。
 そして、私から目をそむけ、去っていこうとする。

 ――え? 無視された? 毒で倒れている妻をまさかの放置?

 死ぬかもしれない妻を放置して、どこへ行くつもり? 
 レクスの態度に乳母はうろたえ、一緒にいた女性の顔を見る。
 その女性は――

「皇帝陛下、お待ちください! 皇妃様がお可哀想です! どうか医術師を呼んでくださいませ!」

 私を助けるよう必死に訴え、レクスの前に飛び出したのは茶色の髪にスフェーンの瞳を持つ女性だった。
 
 ――クリスティナ!?

 私を助けるように懇願したのは、ユリアナからすべてを奪う伯爵令嬢クリスティナだった。
 彼女の容姿は普通でなんの特徴もないけれど、クリスティナには周囲から愛される絶対的な力があった。
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