夜の帝王の一途な愛
第三章 妊娠
私は今までときめく男性に巡り合わなかっただけで、彼と出会った時人生で初めてときめいた。今彼が真実を語ってくれても、彼が私を出会った時に好きになっていたなんて信じられない、だからこの幸せは、いつかは消えてしまうのかなって思った。


  第三章 妊娠

 ある日、生理が遅れている事に気づいた。
まさか、私が妊娠?麻生さんの子供を?
どうしよう、麻生さん避妊しなかったのかなあ~
そうだよね、だって子供欲しいって言っていたし、でも私了解してないよね。
あっ、何でも私の意見聞かないのだった、
どうしたらいいの?
冗談だったらどうしよう、だって二十五歳で子供欲しいなんて思わないよね。
あ~どうしよう。悩んでいてもしようがない、私は彼に聞くことにした。
彼が仕事から帰ってきた。シャワーを浴びて食事を済ませて、私をベッドに誘った。
「あの、話あるのですけど」
覚悟を決めて話始めた。
「え~っと、子供欲しいって言っていましたけど、冗談ですよね」
「冗談じゃないよ」
彼は真面目に答えてくれた。
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