ヨルの殺人庭園
プロローグ
死屍累々の上、人に座って、彼女はケラケラと笑っていた。足をばたばたと揺らして、愉しそうに。
死体の周りには様々な凶器が落ちていて、死体同様血生臭さを発していた。ザアザアと降る雨が血を流して、まるで血の洪水みたいになっている。そんな中、雨も差さずに彼女は空を仰いでいた。
──嗚呼、人間ってなんて愚かで面白いんだろう!
そう言って死体の山から降りると、今度はつまらなそうに口を尖らせる。
──今度は誰で遊ぼうかしら? うーん、そうだな……
そしてこちらへと近づいてくる。読者である私目がけて歩いてくる。カメラが落ちて、割れて、不気味な笑い声が聞こえてくる。
──次は、キミにしよーっと!
死体の周りには様々な凶器が落ちていて、死体同様血生臭さを発していた。ザアザアと降る雨が血を流して、まるで血の洪水みたいになっている。そんな中、雨も差さずに彼女は空を仰いでいた。
──嗚呼、人間ってなんて愚かで面白いんだろう!
そう言って死体の山から降りると、今度はつまらなそうに口を尖らせる。
──今度は誰で遊ぼうかしら? うーん、そうだな……
そしてこちらへと近づいてくる。読者である私目がけて歩いてくる。カメラが落ちて、割れて、不気味な笑い声が聞こえてくる。
──次は、キミにしよーっと!
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