くの一反省帖2〜カステラが待ってる〜
山を越え谷を越え

マッチョな男達に担がれた籠は『中の人間なんか知ったこっちゃねぇ』と言わんばかりに豪快なシェイクを見せる。

あんまり地獄の苦しみを味合わせるのも何だから…

無事に目的地、長崎に到着。

「し…死ぬかと思った…」

顔面蒼白の狭霧、白雪、十兵衛が籠から転げ落ちる。
何はともあれ、これで任務に就ける。

ところが…

「お客さん…起きて下さいよ〜」

朧にとっては、ゆりかごみたいなもんなのか?

呑気に熟睡してたようだ。
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