社畜地味OLは異動してきた甘々上司に甘やかされるそうです。
ちなみに今部長から手渡されたものは試作品らしく、まだ決定品では無いようだ。
「名前あってますか?」
「はい、あってます」
「良かったです。どうします? 持っておきますか?」
「せっかくなので、保管しておいていいですか?」
「じゃあ、ぜひ。それともう1つ……」
部長がバッグから取り出したのは、小さな白い光沢のある紙袋だった。
「これは……?」
「開けてみてください。お気に入りのデザインじゃないかもしれませんが」
紙袋の中に入っていたのは、紺色の四角い指輪ケース。ケースのふたを開けると中央にブリリアントカットされた煌めくダイヤが配置された銀色の指輪があった。
「え、これ」
「差し上げます。それと俺と結婚してください」
上川部長はその場で丁寧に土下座……いや、座礼した。私はあまりの唐突さにぽかんと口を開けたまま言葉が出てこないでいる。
「すみません驚かせてしまって。でも、俺は知代子さんが好きで、知代子さんと結婚したいんです。どうかよろしくお願いします」
「ぶ、部長……!」
勿論、彼からの求婚を断る理由は無かった。
「私でよろしければ、お願いします……!」
私も部長と同じように、指輪を机の上に優しく置いてから座礼をしたのだった。
「名前あってますか?」
「はい、あってます」
「良かったです。どうします? 持っておきますか?」
「せっかくなので、保管しておいていいですか?」
「じゃあ、ぜひ。それともう1つ……」
部長がバッグから取り出したのは、小さな白い光沢のある紙袋だった。
「これは……?」
「開けてみてください。お気に入りのデザインじゃないかもしれませんが」
紙袋の中に入っていたのは、紺色の四角い指輪ケース。ケースのふたを開けると中央にブリリアントカットされた煌めくダイヤが配置された銀色の指輪があった。
「え、これ」
「差し上げます。それと俺と結婚してください」
上川部長はその場で丁寧に土下座……いや、座礼した。私はあまりの唐突さにぽかんと口を開けたまま言葉が出てこないでいる。
「すみません驚かせてしまって。でも、俺は知代子さんが好きで、知代子さんと結婚したいんです。どうかよろしくお願いします」
「ぶ、部長……!」
勿論、彼からの求婚を断る理由は無かった。
「私でよろしければ、お願いします……!」
私も部長と同じように、指輪を机の上に優しく置いてから座礼をしたのだった。