暗闇の星屑、夜明けの太陽
「はい、拭き取って…」



「えー!
せっかくみんながプレゼントしてくれたのに」



「校則だから
速やかに拭き取るように!」



速攻理科準備室に呼び出されて
ハルちゃんにメイク落としシートを渡された



「ハルちゃん、それセクハラじゃない?
女性に向かってメイク落とせって…」



「校則だし、仕事だから!」



「じゃあ、拭き取る前に教えて
校則とか仕事とか関係なかったら
このリップの色は私に似合ってる?」



「…」



「ハルちゃん何か言ってよ!
なんか言いたげな表情してる」



「また言ったらセクハラとか言うだろ」



「んー…言い方によっては…」



「そーだろ
キモいと言うだろ」



「えー、ハルちゃん
キモいこと言おうとしてたの?」



「とにかく落としなさい」



「ハルちゃん、お願いだから感想言ってよ!」



「そーゆーのは、彼氏に…」



「フラれた」



「…」



「ね、だから…」



「フラれたとしても
オレじゃなくていいだろ」



「わかりました!
取るよ!」



ハルちゃんじゃなくてもいいけど
男性目線の感想が知りたかった

キラはどぉ思うか

似合わなかったら嫌だから
その前に他の誰かに聞いておきたかった



「コレでいい?」



「うん、そっちの方が全然似合ってる
と…先生は思う」



リップを落とした私を見て
ハルちゃんが言った



「それは先生としての感想でしょ!」



聞いた相手が悪かった

キラは何て言うかな?



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