幼なじみと両思いになるまで

一つ屋根の下生活

後日、静香ちゃんと隼斗さんが私のママとパパの見送りに来てくれた。

それと同時に空閑家へ案内された。
2年ぶりに足を踏み入れた家の中は相変わらず広くて、懐かしい気持ちになった。



「未唯ちゃん、ほんとーに私たちに気使わなくていいからね。さゆみや慎二に会えなくて寂しいだろうけど、私のこと第二のママだと思って何でも相談してね!そもそも私は、未唯ちゃんのこと娘みたいに思ってるし、湊斗と結婚してくれること全然諦めてないから!!」
「またお前は先走って‥未唯ちゃんだって高校生になったんだし別に彼氏いるかもだろ」
「いえ、私彼氏できたことないので」
「ねえ顔赤くしてほんとに可愛いー!未唯ちゃん部屋案内するからこっち来て!」
「テンション高。でも未唯ちゃん、ほんと俺も静香と同じ気持ちで、第二の家族みたいな感じで接してもらって構わないから、ワガママとか全然言って」
「ありがとうございます。ご迷惑おかけするかもですがよろしくお願いします」
「固くなくていいから」

そう言って頭ぽんぽんしてくれる隼斗さんはどことなく湊斗に似てて、港斗が歳を重ねたらこんなにかっこいいのかな?と思ってしまうほど胸がキュンってなった。


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