青い空

「そろそろ疲れたね」
 
 ミエが、言った。

「そうだな。ちょっとあそこのベンチで休憩しよっか」

 キョウイチが、それに応えた。

「そうだね」




 二人は、ベンチに座った。


「なぁ、ミエ?」


「なぁに?」


「いつも俺といてくれて、ありがとう」


「どうしたの? 急に」


「いや・・・なんでもない・・・」


 輝く太陽。




「青い・・・空・・・綺麗・・・・・・」


 ミエが、そっと言った。


 キョウイチは、その言葉につられ顔を上へあげる。


「ほんと・・・綺麗だな・・・・・・」



「この綺麗で青い空が永遠とつづけばいいのに」



「俺たちがいなくなっても、永遠につづくと思うな」



「そうだといいんだけどなぁ・・・」


「わぁー!!」


 ミエの顔に柔らかい風が滑った。



「気持ちいい――――!!」


 ミエは、はしゃいで見せた。


「ハハハ」


 キョウイチは、笑った。



「なによぉ。一人で笑わないで、一緒にあそぼ!!」



「いいよ。もう。十分だよ。十分」



「つまんないのぉ」



「ミエ?」



「ん?」



「やっぱ、何でもないや」


「もう! 先に行ってるよ!!」


「分かったよ。分かった」





青い風が、二人を優しく包んでいた。







































































< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

いつの日か
yu-/著

総文字数/302

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

こういう思い
yu-/著

総文字数/343

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop