月とスッポン  牛に引かれて
「わかってないなぁ。
見て、あのお姉様の為に作られたかのようなドレスを。
お姉様の美貌と美ボディがなければ、普通ここまで完璧に着こなせないから、ねぇ」

身振り手振りで発言する茜様に同意を求められた海様も深く何度も頷いておられます。

「あのヒールの高さをここまで完璧に履きこなさせるなんて、尊敬以外の言葉はありません。ねぇ」
「だよねぇ。私なんてスニーカーかぺったんこのサンダルばっかりで、この高さが限界。
しかもすでに足が痛い」
「わかるぅ」

女性には女性にしかわからない世界があるようです。

「ってか、拝んどこ」

手を合わせる茜様に、誰もが言葉を失っております。

「私は、褒められているのですか?それともバカにされているのですか?」

拝められている令嬢は、常務を見た後、小さくため息をつき目があった本庄辞書室長に問いかけました。本庄辞書室長も、わからないとジェスチャーをしておられます。

「お姉様に会えただけで、来た甲斐があったわぁ」

しみじみと言う茜様達に、皆が一斉に大きなため息をついたのでした。
若い世代の新しい価値観を目の当たりにし、私の古い何かが終わりを告げた気が致します。
帰って娘と話をしてみたくなりました。
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