【女の事件】恨衣(あいふく)
最終回
時は、夕方5時半頃であった。

またところ変わって、四国中央市川之江町余木《かわのえのけんざかい》の国道11号線沿いにあるラブホにて…

大和ときょうこは、ベッドの上にいた。

大和は全裸《はだか》…

きょうこは、ピンク色のトップスと白のロングスカート姿…

…で抱き合っていた。

(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)

「ん、ん、ん、ん…」
「ん、ん、ん、ん…」

ふたりの胸の鼓動がはげしく高鳴っていた。

ふたりは、胸の鼓動を聞きながらはげしいタンキスをかわしていた。

(ドサッ…)

それから20分後であった。

大和は、きょうこをベッドの上に寝かせた。

大和は、きょうこのQカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》に抱きついたあと無我夢中で甘えた。

「ママ、ママ、ママ、ママ…」
「どうしたの坊や…」
「ママのQカップの極爆乳《おっぱい》がほしかったよ〜」

きょうこは、大和を両手でぎゅっと抱きしめながらやさしい声で言うた。

「Qカップの極爆乳《おっぱい》がほしかったのね…よしよし…」

それから数分後であった。

大和は、きょうこが着ている衣服をぐしゃぐしゃに乱しながら泣きそうな声で言うた。

「ママ…ほのかちゃんを取られた…身近なところに年頃の子がいないよぅ…」
「よしよし泣かないで…ママがいるから大丈夫よ~」
「ママ!!」
「ああ!!」

大和は、きょうこが着ていたロングスカートを脱がした。

つづいて、ピンク色のトップスを脱がした。

「ママ!!ママ!!ママ!!」
「よしよし…もうほのかちゃんのことは忘れようね…まわりの女の子たちも坊やに対してものすごく冷たいのよ…よしよし…よしよし…よしよし…」

大和は、白のワコールのフロントホックブラジャー・ショーツを着けた状態できょうこの身体に甘えまくった。

それから数分後に大和はワコールのブラジャーの右のカップをめくった。

カップの中からQカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》がゴロンと出た。

大和は、右の乳房の乳首に吸い付いたあと赤ちゃんのように吸うた。

「よしよし…おっぱいをたくさんのんでね…よしよし…よしよし…」

きょうこは、両手で大和を抱きしめたあとたっぷりと甘やかした。

大和は、このあと600分間に渡ってきょうこのQカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》をむさぼりまくった。

時は、夜9時半頃であった。

またところ変わって、今治市東門前《しないひがしもんちょう》にある家にて…

常吉・よしこ夫婦とほのかの両親が沈痛な表情で家に入った。

家に入った時、ゴミ箱にまやが着る予定だった子供服《ふく》が無造作に捨てられていた。

また舞がまやに暴力をふるった…

ほのかちゃんは、結婚式場から飛び出したあとどこかへ行った…

圭佑《ケースケ》が前科持ち…

それも、女性・子どもに重大な被害を与えた犯罪でケンキョされた過去があった…

ミツオミITは、幼稚園の先生をクビになったあとに転職した…

高収入で安定していると言うのも大ウソだった…

迅《じん》は、暴力団の構成員だった…

圭佑《ケースケ》の親類たちもケーサツざたになった人がいるなど…フメイヨきわまりない!!

大失敗したワ…

家の大広間にて…

大広間のテーブルに、常吉《つねきち》よしこ夫婦とほのかの両親がいた。

ほのかの母親は、シタクチビルをぎゅーっとかんだあと怒った声で父親に言うた。

「あなた!!」
「なんだよぅ〜」
「今回のもめ事の原因は、全部あなたにあるのよ!!」
「なんでワシが全部悪いのだよ〜」
「あなたが見た目で圭佑《ケースケ》をいい人だと言うたからよ!!」
「わしは圭佑《ケースケ》くんだったらほのかを食べさせて行くことができると思って許したのだよ~」
「やかましいボロオヤジ!!」
「ワシのどこがボロオヤジだ!?」
「あなたはほのかの人生をズタズタに壊したのよ!!」
「それじゃあ、どうしろと言うのだ!?」

(ガタッ…)

この時であった。

血まみれの姿の拡和《ひろかず》が帰宅した。

右手には、血に染まっている布包を持っていた。

よしこは、おどろいた声で拡和《ひろかず》に言うた。

「拡和《ひろかず》!!」
「なんだよ!!」
「一体、なにがあったのよ!?」
「舞を殺した!!」
「拡和《ひろかず》!!」
「舞を殺して首を斬《き》った!!」
「なんでひどいことをしたのよ!?」
「舞がオレに刃物で襲おうとしたから殺した!!」
「拡和《ひろかず》!!」
「オレはもう…人生をしまいにしたいのだよ!!…もう終わったよ…うううううううううううう…」

拡和《ひろかず》は、その場に座り込んだあと女々しい声で泣いた。

(ジリリリン!!)

この時であった。

大広間に置かれている黒のダイヤル式の電話機のベルが鳴り響いた。

よしこは、受話器を手にしたあと話をした。

「東門町《ひがしもんちょう》の入江でございます…」

電話は、ユニクロからかかって来た。

ユニクロの店内に今治警察署の生活安全課《セイアン》の職員がいた。

電話をかけたのは、生活安全課《セイアン》の職員であった。

「もしもし、今治警察署の生活安全課でございます…今、ユニクロの事務所にいます…あの…そちらに入江まやちゃんの親御《おや》はいらっしゃいますか?…ご両親がまやちゃんを店の中に置き去りにしたあとどこかへ行った…これはどう言う事でしょうか!?…そちらに親御《おや》はいらっしゃいますか!?…ツゴーが悪いからあとにしてくださいと言うてもだめですよ!!入江まやちゃんの親御《おや》を保護責任遺棄の容疑で逮捕状を発行しました…すぐに出頭してください!!」

よしこは、泣きながら受話器ごしにいる職員にゆるしごいをした。

「拡和《ひろかず》は、シンシンソウシツの状態におちいっているのです!!…嫁をナイフで刺し殺したあと首を斬《き》った事件を犯した直後で…サクラン状態におちいってるのです!!…拡和《ひろかず》は今…落ち着いてものが言えないのです!!…お願いですから、私たちをそっとしてください!!」

(ガタッ…)

この時であった。

身体がドロドロに汚れた姿のほのかが家にやって来た。

ほのかは、顔がぐちゃぐちゃに傷ついていた…

髪の毛はドロで汚れていた…

衣服はズタズタに切り裂かれた…

下に着ていたスカートとショーツが脱がされた…

その上に、下の部分から大量の血がしたたり落ちていた。

それを見たほのかの両親がおどろいた声で言うた。

「ほのか!!」
「ほのかちゃん!!」
「どうしたのだ!?」
「ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…」

ほのかがぐすんぐすんと泣き出した。

頭がサクラン状態におちいったほのかは、台所にかけていった。

台所にて…

ほのかは、チタン加工の出刃包丁をのど元に突きつけた状態で常吉《つねきち》・よしこ・両親の4人に言うた。

「アタシ!!今から(幼稚園の時に大好きだった初恋の人・陸自の隊員だったが、PKО活動先で銃撃に巻き込まれて亡くなった)のもとに行く!!」
「やめてくれ〜」
「ほのかちゃんやめて!!」
「ほのか!!」
「一体なにがあったのよ!?」

ほのかは、泣き叫ぶ声で言うた。

「アタシ!!有津屋公園《あろづやこうえん》でホームレスの男たちにレイプされた!!」
「レイプ!!」
「アタシ!!もうイヤ!!」
「やめてくれ!!」
「ほのかちゃん落ち着いてよ!!」
「来ないで!!アタシ!!本当は初恋の人と結婚したかったのよ!!なんで頭ごなしに反対したのよ!!」
「だからそれはね…」
「もういいわよ!!今から大好きな人のもとへ行くわよ…おとーさんとおかーさんなんか大キライ!!大和くんは情けないから大キライよ!!」

ほのかは、4人が見ている前で左腕をリスカしたあと命を絶った。

「ほのか!!」
「ほのか!!」
「ほのかちゃん!!」

よしことほのかの両親は、床に倒れたほのかを呼んだ。

しかし、ほのかは目覚めなかった。

「ちくしょー!!」

このあと、拡和《ひろかず》が叫び声をあげながら家中にベンジンアルコールをまいた。

それから数分後…

(バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!ゴーッ!!)

家が激しい炎をあげながら燃え出した。

(ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー!!カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン!!)

この時、市街地《チュウシンチ》に中央消防署のけたたましいサイレンと日吉・美須賀の消防団の詰め所にあるハンショウが鳴り響いた。

この火災により。常吉《つねきち》・よしこ・拡和《ひろかず》・ほのかの両親が死亡した。

その一方であった。

川之江のラブホにいた大和は、きょうこの身体の上で脳出血による心不全で亡くなった。

きょうこは、おたついた表情で部屋から逃げ出した。

ドラマは、ひさんな形で幕を閉じた。

【滅亡】
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