空模様に左右される君とされない私

…✩…✩…✩…


 信号はすでに青になっていて、私とソウスケは水溜まりを避けながら横断歩道を渡った。


 渡りきったタイミングで、ソウスケがこちら側へ寄ってきた。


 傘をくっつけて、頭だけ私の傘に入れる。


 そうしてなおも私の声に耳を傾けた。


 私の話が終わるとソウスケは言った。


「俺、傘の中でくぐもってるユウナの声って特に好きかも」


 私は『ふふっ』と笑ってしまった。


「それ、雨の日に一緒に帰るたびに聞いてるよ」



END

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