雨降りの図書館で
「雨よ降れ」か‥
そういえば清書の御話
聖書のノアの箱舟 そんな文章があったような気がする
記憶違いさったけ あれ?
何故だか ちょっとそんな事を思い出す私

最近、読んだ本では 黒海で紀元前よりもっと前に
洪水があったという史実とか本当かな?不思議な話よね

ああ、そういえばメソポタミアの神話にも
洪水のくだりがあったとかなかったか‥ふむふむ
黒海の方だったか それに古代バビロニアかどこかの神話?

大学の提出レポート 調べものはネットで調べてもよかっただけどね。
本当に助かるの
だって図書館だと電気代が浮くし 此処の図書館、最新の図書館で
設備もいいし、自販機もあるから落ち着くわ。

それに‥うふふ
私は向こう側を見つめてしまう

やったあ!彼よ彼!
あの素敵な彼が来ている ちょっと素敵な綺麗系イケメンな彼
すごく素敵だから、ほら皆もちらちらと彼を見ているわ
芸能人とか 俳優でも通じそう

あ‥!
え、えええ!
近くに来てます 歩いて来てます どうしよう!
私の胸がドキドキと高鳴る

それから 彼の一言
「ここの席いいですか?」「あ、はい はい どうぞ」

彼が あの彼が私に声をかけて 隣の席に
なんて素敵 ああああ!

自分の頬が赤くなってゆくのがわかる
ああ、どうしよう

「歴史の本がお好きなのですか?」
「あ、あの好きです それに大学のレポートで‥」

なんて素敵な声 ああ、本当に素敵よね うっとりしていまう

そうして会話が進んで 自販機のコーラまでちゃっかりと おごってもらったり

ああ、このまま雨に閉じ込められて
二人きり
雨よ降れ‥なんてフレーズが頭の中をぐるぐると

それから‥それから 頭の中はいけない妄想モード

だって恋するお年頃なんてね!うふふ

「まだ雨降ってるね 大丈夫」「ええそうですね 傘を忘れてしまって」

「僕は傘があるから 駅かバス停まで送ろうか?
それとも近くならタクシーの停留所まで?」

「いいですか!」「うん、かまわないよ」
「有難うございます 助かります」
一気に関係が‥ああ、なんて幸運 小さな声でその言葉、声が漏れてしまって

「ふふ、君は 君はね 本当に幸運なのかな?」「え?」
その言葉にきょとんとして目をパチクリ

ザーザーザアア 雨が降っている。 
「ぬれちゃうよ」「は、はい」
身体が近い 吐息が聞こえる。

雨よもっと降っていいから

「君の血 本当にいい匂い 僕くらくらしてしまう」
「はい?」

私の首筋に彼の顔が‥

カプ‥。

「あ‥」彼の口元には小さな牙 血が‥私の血にぬれて
彼の足元に崩れ去る私の身体

「ああ、美味しかった ありがとう うふふ」
綺麗な顔をした吸血鬼は微笑する。

雨の夕闇に紛れて彼の姿が消え去ったのだった。



※他サイトにも置いてます ご拝読感謝です
 
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
腐女子ですが 死んで転生しました お姫様なので BLな本はないけど 騎士様とか綺麗だし 姫様だから安泰ねと思ってたら クーデターとかで 今は誘拐されて 下働き・・ でも・・・そこに?
二人の王女と契約結婚

総文字数/2,624

恋愛(その他)5ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私 エリナですが 一応は貴族の娘でした 低めな身分 男爵令嬢 ですが・・ 内乱で両親とは生き別れ この時まだ10歳 で・・老年の執事 私を必死で 戦火の中で守って 大怪我 瀕死の状態 身を隠していた農家の男に 私の事を託しましたが 数日後 男は私を連れて 少し離れた大きな通りに行きまして そのまま あっさりと 非合法の奴隷市場で私を売り飛ばしまして それも売春をしている店です 逃げましたがブラックな洋装店で針子してましたら 私が王女様に瓜二つ?  
表紙を見る 表紙を閉じる
「魔物のシオン 一つ聞きたい 私が倒れ、力尽きたら誰が エルサレムの王国を守れるだろうか?」 「シオンは 先の未来が視える」「はい、少しだけですけどね」 「未来が聞きたい」 「‥では 獅子の心を持つ  英雄と後の世に謡われる勇猛たるイングランドの王達がやってくる 三人の王達が 闘い渡り合う」 「イングランドのリチャード王達  しかし、一人は他の巨大な脅威の敵を打ち払いますが 彼の裁量に 守ってゆく者達に支えられて エルサレムの王国 この地は守られていたが‥ そんな王、彼が旅立ったのは まだ二十歳半ば‥。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop