唯都くんは『運命の番』を溺愛したい

 「私の……ため……?」


 「琉乃ちゃんが成人して、高校を卒業して、それでもまだ俺と番いたいと思ってくれた時には、俺が今プレゼントしたチョーカーを俺に返して。琉乃ちゃんの急所を自分で俺にさらして。その時は結婚指輪より深い愛のしるしを、琉乃ちゃんの首に刻み付けてあげるから」



 唯都様の優しさだってわかってる。
 
 でも……



 「怖くて……まだ1年以上もあるのに、この間に唯都様が他の人を好きになってしまうかもって思ったら……」



 私の不安を慈しむように優しく抱きしめられた。

 大好きと伝えたくて、勇気を振り絞り唯都様の腰に腕を絡みつける。



 「かわいい、そんなこと思ってくれたの?」


 「……はい」


 「琉乃ちゃんを不安がらせないように、俺の愛が本物だってもっともっと琉乃ちゃんに証明ていくからね」


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