☆トライアングル☆
そんな事を考えてボーッと歩いていると、向こうからリクが
学食で見かけた「二宮さん」と呼ばれる絶世の美女と歩いてくるのが見えた。

うわっ、やば。

って何でやばいなんて思うの私?

別にやましいことしてるわけじゃないし。

でもいつものリクなら

「どうしてソイツといるの?」

なんて絡んできそうだし

「しーな、ソイツの事、俺より好きなの?」

なんて空気読まずに言いそうだし・・・。

やっぱりいつもの習性というか私の性なのか、

リクに見つからないように、さりげなく岩槻連の後ろに隠れた。
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