甘い仮面に騙されない!
◇
「恋?おーい恋ってば。ご飯できたよ」
お母さんの声がして、ゆっくりと瞼を開ける。
いつの間にか眠ってたみたいで、外はすっかり日が落ちて、時計をみると19時を超えてて驚いた。
あわてて部屋を出るとお母さんが立ってて、なんだかすごく安心して、そのままお母さんにぎゅうっと抱きついた。
「わお。なに、どーした」
「おかえり……」
「うん?ただいま。透さんと錬くん待ってるよ。ご飯食べよ」
コクっと頷いて、お母さんとリビングへ向かう。
………うう。なんかやな夢みた気がする。
きっと夕方に変なところ見ちゃったからだ。
抑え気味にため息つきながら階段を降りると、リビングから透さんと小宮山 錬の話し声が聞こえてきた。
………出来れば小宮山 錬と顔合わせたくないんだけどなあー。