秘密の好き、先生との約束

文化祭〜準備〜

「私は、美羽を推薦する〜料理もお菓子作りも最強って思ってるから」

「えぇ……?あ、あのハードル……」


消え入りそうな声で小さく言う、遥には聞こえてないしみんなも私へと視線を向けてくる……噂より嫌だ。

「先生としては、何人か欲しいところだな1人に任せきりにするのは違う。って思うぞ〜」

「あたしもそういう意味で言ったわけじゃないよ?出来たら美羽にも参加して欲しいってこと」

なんて、遥が言ってくれたけど……周りの子はのってくれない。でもそれは私が嫌でという他に自信が無いという顔もちらほら。普通そうだ、出すものの試作品をなんて言われて自信満々なんてそうそう言えないはず。
だから製菓店で買ったものを出す方が良かったんだ……

「俺も見に行こうかな、時間は都合つけられるし。それにお菓子なら俺だってやるぜ?」

「先生のお菓子とか食べてみたぁい!」

色んな生徒が、クラスの子達がいいなぁっていう。私が行かなければ他に立候補してくれて、先生とお菓子作り楽しんでくれる子がいるかもしれないから
私は身を引かないと、うん。

「わ、私は……というか、やりたい方他にいなければ……もちろん、お手伝いというか作業はするんだけど……やりたい方がほかにいるなら皆さんでやって下さい」

そう言葉にした段階で授業の終了のチャイムがなった。先生は使用許可はとってやるからいつやるとか色々決めておけよ、相談なら乗ってやるからよ。ってSHRも手短に終わらせた。少し先生モヤモヤした顔してた、私に向ける他の子の視線や感情を目の当たりにしたからだと思う。
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