玉響の花霞 弍
バタンとトランクのドアを閉めると、
私のおでこを軽くピンッと指で突き
小さく溜め息を吐かれた。
『拓巳たちはニュージーランドに
無事に行ったから気にするな。
お前はきっと素直が故にアイツらに
からかわれただけだから。』
えっ!?そうなの!?
亮さんまでも一緒になって!?
キャンセル料が出るとかものすごく
言ってきたのに!!?
まあ‥今思えば直前まで行き先を
知らされないから変だとは思っては
いたけど‥‥。
『どうする?俺はお前とゆっくり温泉に
でも行きたいけど、辞めておくか?』
「お、温泉ですか!?
えっ?‥‥‥い‥行きたいです」
『ハハ‥素直だな‥‥準備しておいで。
待ってるから。』
優しくて温かい手が頭をくしゃりと
撫でると優しい顔でまた笑った。
この手をどれだけ思い出したかなんて
筒井さんは知らないだろうな‥‥。
帰国したばかりですごく疲れてると
思うのに、本当に温泉旅行なんて
行ってもいいのだろうか‥‥
久しぶりの日本だから家でゆっくり
された方がいい気がしてしまう。
待たせてるからゆっくりしていられない
けど、スーツケースをとりあえず開けて
必要なものだけ取り出すと、小さい
サイズのスーツケースに入れ替えた。
これを着けてったら重いかな‥‥
学生の時に貰ったネックレスを
手に取り、悩んだけどやっぱり
着けていくことにした。
簡単に化粧を整えてから家を出ると、
車の横で煙草を吸う姿が見えて
それだけで懐かしくてまた目頭が
熱くなる‥‥
またこの旅行が終われば、きっと
すぐにフランスに行かれてしまうはず
今のこの貴重な時間を
私と一緒に過ごしたいと
言ってくださったから大切にしたい。
「お待たせしました。」
相変わらず格好良くて、素敵で
海外にいたのにスタイル一つ乱れて
いない姿に見惚れてしまう‥‥
「筒井さんはあのままの荷物で
行かれるんですね?」
『ああ‥‥俺は最初から温泉に
行くつもりで来てるからな。』
そうだったんだ‥‥‥。
勘違いしてたというか騙されてたのは
私だけだったと思うと項垂れる。
「あの‥‥き、帰国されたばかりで
運転‥‥いや、時差とかツラクない
ですか?」
『ここから電車で行くよ。予約も
してあるから心配しなくてもいい。』
電車なら少しは寝れるかな‥‥
せっかくの筒井さんの旅行だから
疲れて欲しくなかったから少しだけ
安心した
都内から初めて乗る◯◯ンスカーに
筒井さんと乗ると、1時間もしない
うちに箱根に到着をしてタクシーで
一旦旅館に向かうことにした。
私のおでこを軽くピンッと指で突き
小さく溜め息を吐かれた。
『拓巳たちはニュージーランドに
無事に行ったから気にするな。
お前はきっと素直が故にアイツらに
からかわれただけだから。』
えっ!?そうなの!?
亮さんまでも一緒になって!?
キャンセル料が出るとかものすごく
言ってきたのに!!?
まあ‥今思えば直前まで行き先を
知らされないから変だとは思っては
いたけど‥‥。
『どうする?俺はお前とゆっくり温泉に
でも行きたいけど、辞めておくか?』
「お、温泉ですか!?
えっ?‥‥‥い‥行きたいです」
『ハハ‥素直だな‥‥準備しておいで。
待ってるから。』
優しくて温かい手が頭をくしゃりと
撫でると優しい顔でまた笑った。
この手をどれだけ思い出したかなんて
筒井さんは知らないだろうな‥‥。
帰国したばかりですごく疲れてると
思うのに、本当に温泉旅行なんて
行ってもいいのだろうか‥‥
久しぶりの日本だから家でゆっくり
された方がいい気がしてしまう。
待たせてるからゆっくりしていられない
けど、スーツケースをとりあえず開けて
必要なものだけ取り出すと、小さい
サイズのスーツケースに入れ替えた。
これを着けてったら重いかな‥‥
学生の時に貰ったネックレスを
手に取り、悩んだけどやっぱり
着けていくことにした。
簡単に化粧を整えてから家を出ると、
車の横で煙草を吸う姿が見えて
それだけで懐かしくてまた目頭が
熱くなる‥‥
またこの旅行が終われば、きっと
すぐにフランスに行かれてしまうはず
今のこの貴重な時間を
私と一緒に過ごしたいと
言ってくださったから大切にしたい。
「お待たせしました。」
相変わらず格好良くて、素敵で
海外にいたのにスタイル一つ乱れて
いない姿に見惚れてしまう‥‥
「筒井さんはあのままの荷物で
行かれるんですね?」
『ああ‥‥俺は最初から温泉に
行くつもりで来てるからな。』
そうだったんだ‥‥‥。
勘違いしてたというか騙されてたのは
私だけだったと思うと項垂れる。
「あの‥‥き、帰国されたばかりで
運転‥‥いや、時差とかツラクない
ですか?」
『ここから電車で行くよ。予約も
してあるから心配しなくてもいい。』
電車なら少しは寝れるかな‥‥
せっかくの筒井さんの旅行だから
疲れて欲しくなかったから少しだけ
安心した
都内から初めて乗る◯◯ンスカーに
筒井さんと乗ると、1時間もしない
うちに箱根に到着をしてタクシーで
一旦旅館に向かうことにした。