玉響の花霞 弍
筒井さんが優しく微笑んでから、
それを私に握らせてくれると、
そっと引き寄せて抱きしめてくれた。
半年前はいつ帰れるか分からないからと私を突き放そうとしたけど、
私が勝手に待っていたい‥忘れたくない
とわがままを言った‥‥
だけど‥‥待っていて欲しい‥‥。
その言葉を言って欲しかったのだと
改めて実感する‥‥
また、おかえりなさいと伝えれる
日が来る楽しみが出来たことに、
我慢できずに目から涙がまた溢れる
「‥‥グスッ‥‥筒井さん‥‥‥」
『また泣いて‥‥‥』
体を離されると、待っていたかのように
鼻を摘まれた後、唇に触れるだけの
キスをされた
『次もいつになるから分からない。
だからお前がツラクなったら、
その時は自分の気持ちに素直に
なって俺に無理だと伝えてくれたら
いい。』
指輪も鍵もくれたのに、
そんな言葉を口にするなんてズルい‥‥
沢山甘えさせてくれた1週間を
忘れることなんて出来ないよ‥‥
「次に会える時までにまた‥‥グス
‥もっと‥綺麗になれるように
待ってます‥‥ほんとうに
筒井さんに出会えた人生で‥‥私‥
‥幸せで仕方ありません‥‥」
泣きながらも幸せすぎて笑顔が出ると、
頬を両手で包まれ、親指でその涙を
丁寧に拭った後、もう一度唇を
塞がれた。
今日が終われば明日は帰国されて
しまうけど前とは全く違う‥‥
何度も大切に触れてくる唇に、
寂しいと思う気持ち以上に安心感が
増している
『‥‥抱いていいか?』
私が頷いた後された深い口付けに
頭がとろけてしまいそうになる‥‥
「アッ‥‥‥ンンッ‥‥」
全身を丁寧に這う舌と、自由に動き回る大きな手に、体中が熱く火照り
恥ずかしさで体が何度も反応する。
『霞‥‥ちゃんと顔を見せろ。』
涙目になっている私のおでこに
キスを落とし、ゆっくりと与えられる
律動にも、瞳を開けて見上げると
綺麗な顔をした筒井さんの甘い吐息を
感じながら背中にしがみついた。
「ハァ‥‥アアッ!‥‥アッ‥」
優しく深く与えられる痺れに
何度もキスを交わしながら繋がる中、
時折呼ばれる名前に涙が溢れ、
朝方まで筒井さんは何度も私に甘い熱を与えながら丁寧に抱いてくれた
それを私に握らせてくれると、
そっと引き寄せて抱きしめてくれた。
半年前はいつ帰れるか分からないからと私を突き放そうとしたけど、
私が勝手に待っていたい‥忘れたくない
とわがままを言った‥‥
だけど‥‥待っていて欲しい‥‥。
その言葉を言って欲しかったのだと
改めて実感する‥‥
また、おかえりなさいと伝えれる
日が来る楽しみが出来たことに、
我慢できずに目から涙がまた溢れる
「‥‥グスッ‥‥筒井さん‥‥‥」
『また泣いて‥‥‥』
体を離されると、待っていたかのように
鼻を摘まれた後、唇に触れるだけの
キスをされた
『次もいつになるから分からない。
だからお前がツラクなったら、
その時は自分の気持ちに素直に
なって俺に無理だと伝えてくれたら
いい。』
指輪も鍵もくれたのに、
そんな言葉を口にするなんてズルい‥‥
沢山甘えさせてくれた1週間を
忘れることなんて出来ないよ‥‥
「次に会える時までにまた‥‥グス
‥もっと‥綺麗になれるように
待ってます‥‥ほんとうに
筒井さんに出会えた人生で‥‥私‥
‥幸せで仕方ありません‥‥」
泣きながらも幸せすぎて笑顔が出ると、
頬を両手で包まれ、親指でその涙を
丁寧に拭った後、もう一度唇を
塞がれた。
今日が終われば明日は帰国されて
しまうけど前とは全く違う‥‥
何度も大切に触れてくる唇に、
寂しいと思う気持ち以上に安心感が
増している
『‥‥抱いていいか?』
私が頷いた後された深い口付けに
頭がとろけてしまいそうになる‥‥
「アッ‥‥‥ンンッ‥‥」
全身を丁寧に這う舌と、自由に動き回る大きな手に、体中が熱く火照り
恥ずかしさで体が何度も反応する。
『霞‥‥ちゃんと顔を見せろ。』
涙目になっている私のおでこに
キスを落とし、ゆっくりと与えられる
律動にも、瞳を開けて見上げると
綺麗な顔をした筒井さんの甘い吐息を
感じながら背中にしがみついた。
「ハァ‥‥アアッ!‥‥アッ‥」
優しく深く与えられる痺れに
何度もキスを交わしながら繋がる中、
時折呼ばれる名前に涙が溢れ、
朝方まで筒井さんは何度も私に甘い熱を与えながら丁寧に抱いてくれた