大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【ここからの夜明け】

時は、深夜11時頃であった。

またところ変わって、県道高松長尾大内線《さぬきひがしかいどう》ぞいにある大型パチンコ店にて…

大型のパチンコ店は、イワマツグループのB班が運営するレジャー施設で焼き肉チェーン店が併設されていた。

イワマツグループのA班のメンバーたち12人は、三浦工業《みうら》とダイキン工業の本社のスタッフさんたち合計20人と一緒にボイラー機器と空調機器の設置工事の打ち合わせをしていた。

この時間、イワマツグループのA班のメンバーたち13人は店の外で遅い夕食を摂っていた。

イワマツグループのA班のメンバーたち13人は、鍋焼きうどんを食べていた。

それからまた40分後であった。

イナ姐《ねえ》はんがイワマツグループのA班のメンバーたち13人のもとにやって来た。

この時、イワマツグループのA班のメンバーたち13人は石鎚黒茶《おちゃ》をのみながら休憩していた。

ものすごくつらそうな表情を浮かべているイナ姐《ねえ》はんは、私に声をかけた。

「よーくん。」
「イナ姐《ねえ》はん。」
「よーくん…きょう…家出したのよ。」
「家出した?」
「うん。」
「なんで?」
「ボヒョンがこわいから家出した…義姉《おねえ》がイヤになったから家出した…ダンナがなさけない男になったから家出した…」

なんとも言えない…

私は、お茶をひとくちのみながらつぶやいた。

この時、ゆあさんがイナ姐《ねえ》はんに対してけわしい表情で言うた。

「イナさん…自分の顔を鏡に写してよーく見たほうがいいわよ!!」

ゆきさんもしかめた表情でイナ姐《ねえ》はんに言うた。

「そうよ〜…今のイナさんはジンジョウ(平常)じゃないわよ〜」

ウェンビンさんもけわしい表情でイナ姐《ねえ》はんに言うた。

「イナさん…あなたはこころのどこかで落とし物をしたことに気がついてください〜」

イナ姐《ねえ》はんは、キョトンとした表情で『こころのどこかで落とし物をした?』と言うた。

ウェンビンさんは、イナ姐《ねえ》はんに対してけわしい表情で言うた。

「イナさん…あなたは、家族たちに対して自分の主張ばかりを言うてばかりいたと思います…もう1度、よーく思い出してください。」

イナ姐《ねえ》はんは、つらそうな表情で『思い当たるフシがない…』と答えた。

ゆあさんは、けわしい表情でイナ姐《ねえ》はんに言うた。

「イナさんはうちらにこう言うたわね…『ダンナがこわい』『義姉《おねえ》がこわい』『ボヒョンがこわい』…せやけん家出したと言うた…それはどう言うことよ!?」
「どう言うことって?」
「イナさんは、ボヒョンさんとヴァネッサさんの結婚に賛成なの!?それとも反対なの!?」

ゆあさんに問われたイナ姐《ねえ》はんは、ものすごくつらそうな表情で『分からない〜』と答えた。

ゆあさんは、けわしい表情でイナ姐《ねえ》はんに言うた。

「分からないってどう言うことよ!?」

ものすごくつらい表情を浮かべているイナ姐《ねえ》はんは、だまりこんだ。

ゆあさんは、食べかけのぼんち揚げを食べたあとイナ姐《ねえ》はんに言うた。

「イナさんが望んでいるボヒョンさんの嫁はんは、どう言った女性《ひと》がいいのよ!?」

ゆあさんの問いに対して、イナ姐《ねえ》はんは答えなかった。

ゆあさんは、あきれた表情で言うた。

「なんで答えへんの!?」

ゆあさんに怒られたイナ姐《ねえ》はんは、ものすごくつらい表情を浮かべた。

ゆあさんは、イナ姐《ねえ》はんに対して怒った表情で言うた。

「ほんなら、ボヒョンさんに嫁はんは必要ないと言うのね!!」

ものすごくつらい表情を浮かべているイナ姐《ねえ》はんは、答えることができなかった。

ゆあさんは、怒った表情でイナ姐《ねえ》はんに言うた。

「ほんならボヒョンさんに嫁はんは必要ないと言うことにしておくわよ…1番上の息子に妻子がいたらもう十分と言うことね!!」
「違うわよ〜」
「ほんなら、なにが気に入らんと言うねん!!」
「だから、ヴァネッサさんの胎内《なか》にいる赤ちゃんのことが心配だから…」
「心配だからなんだと言いたいねん!!」

ゆあさんは、のみかけの石鎚黒茶《おちゃ》をひとくちのんだあとイナ姐《ねえ》はんに対して怒った声で言うた。

「ボヒョンさんは、ヴァネッサさんの胎内《なか》にいる赤ちゃんのことをイナさんたちにきちんと説明したのよ!!それなのになんで頭ごなしに否定したのよ!?」

ゆあさんは、下くちびるを歯でギューとかみながら怒りをこらえたあとイナ姐《ねえ》はんに言うた。

「イナさんにもう1度たずねるけど、ヴァネッサさんの胎内《なか》にいる赤ちゃんの父親はだれなの!?」
「えっ?」
「『えっ?』じゃなくて、ヴァネッサさんの胎内《なか》にいる赤ちゃんの父親はだれと聞いてるのよ!!」
「だから、ボヒョンが勤務している職場のチーム長と言うたわよ〜」
「ボヒョンさんが勤務していた職場のチーム長?」
「だから、ヴァネッサさんはチーム長から受けたセクハラが原因で妊娠したとボヒョンが言うたのよ〜」
「せやけんこう言うことでしょ…ボヒョンさんは、胎内にいる赤ちゃんの人生が不利にならないようにするためにヴァネッサさんと結婚すると言うたのね!!」
「ボヒョンはそう言うたけど…」
「ほんならボヒョンさんの気持ちを理解してよ!!」
「けれど、ボヒョンがほんとうのことを話さないから困っているのよ〜」

ゆあさんは、ものすごく怒った表情でイナ姐《ねえ》はんに言うた。

「ボヒョンさんがなんでホンマのことを話さないのか…と聞かれても分からないわよ!!…ボヒョンさんは今…ものすごく苦しい思いをしているわよ…作り話をしていると言われても、必死になってヴァネッサさんと結婚する…とボヒョンさんは決めたのよ!!…ボヒョンさんは、ヴァネッサさんとの結婚を真剣に考えていたのよ!!なんでイナさんのまわりの人たちは、頭ごなしに反対を唱えるのよ!?うまくいくかどうかという前に、ボヒョンさんとヴァネッサさんを静かに見守ると言うことはできないの!?」

この時、ゆあさんのとなりに座っていたゆまさんが困った表情で言うた。

「ゆあねーちゃん、もういいわよ…今のイナさんは否定的な考えしかないからどないに言うても無理よ!!」

ゆあさんは『そうよね〜』と答えた。

この時、ウェンビンさんは左腕につけているカシオウェブセプター(電波ソーラー腕時計)を見た。

その後、ウェンビンさんは私たちに伝えた。

「みなさま、そろそろお仕事に戻りましょう。」

このあと、イワマツグループのA班のメンバーたち13人はお仕事を再開した。

イナ姐《ねえ》はんは、ものすごくつらい表情を浮かべながらあたりを見渡した。

(カランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカラン…)

時は、2月14日の午後1時過ぎであった。

ところ変わって、ソウルのロッテホテルワールドの敷地内にあるチャペルにて…

ボヒョンさんとヴァネッサさんは、ふたりだけで挙式をあげた。

ボヒョンさんとヴァネッサさんは、新婦さんの前で永遠の愛を固くちかった。

3月1日に予定していた結婚披露宴《ひろうえん》は中止になった。

ボヒョンさんとヴァネッサさんは、挙式を終えたあとすぐに韓国を出て日本へ移住した。

イナ姐《ねえ》はんは、ボヒョンさんとヴァネッサさんが結婚したことを機にウォンニョンさんと別居することを決めた。

同時に、韓国から日本へ移住した。

最後に、ヴァネッサさんの胎内《なか》にいる赤ちゃんのほんとうの父親はボヒョンさんが勤務していた職場のチーム長であることを重ねて記しておく。

【第2クール・終わり】
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