大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
第28話・星空のディスタンス

【旅人のうた】

時は、2016年10月6日の午前11時頃であった。

またところ変わって、中国東北部・内モウコ自治区のマンシュウリの中心地にあるプロテスタント系の教会の敷地の中にある霊園にて…

この日は、セヴァスチャンじいさん(私の実父)の遠忌《おんき》の法要がいとなまれた。

セヴァスチャンじいさんは、1900年代後半頃に内モウコ自治区に移り住んだ。

90年前の冬、セヴァスチャンじいさんは自宅の寝室で病気療養中に心不全で亡くなった。

A班のメンバーたち11人は、神父さんと一緒にセヴァスチャンじいさんの墓前に並んでいた。

神父さんは、私に大きな花輪を手渡した。

神父さんから花輪を受け取った私は、セヴァスチャンじいさんの墓前に花輪をお供えした。

その後、メンバーたち全員は静かにいのりをささげた。

(プォー!!プォー!!ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン!!)

時は、午後8時過ぎであった。

A班のメンバーたち11人は、シベリア鉄道の夜行列車に乗ってハルビンへ向かった。

私がいる個室にて…

ベッドに横たわっている私は、エクスペリアのウォークマンで歌を聴いていた。

イヤホンから中島みゆきさんの歌の全曲集が流れていた。

この時、曲は『旅人のうた』に変わった。

歌を聴いている私は、窓に写っている風景を見つめながらなにを考えていたのか?
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