大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【どしゃ降りの雨の中で・その2】
それから2時間後であった。
氏張《うじはる》と愛人《おんな》は、より激しい声をあげながら身体を求めた。
「あああああああああああああああ!!」
「ああああああああああああああああ!!」
ふたりが激しく求め合う声が公園のまわりに響いた。
(ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
この時、駅のプラットホームに30両編成の貨物列車が通過した。
トイレの中にて…
全裸《ぜんら》の氏張《うじはる》と愛人《おんな》は、激しく身体を求めた。
「ああああああああああああああ!!氏張《うじはる》!!」
「(愛人《おんな》)!!」
「好きよ…愛してる…」
「(愛人《おんな》)…オレとサイコンしてくれ〜」
「もちろんよ〜」
「オレの子どもを生んでくれ〜」
「ああああああああああああああああ!!」
ふたりの激しい声が公園一帯に響いた。
この時であった。
作業服姿の酔っぱらいの男が公園にやって来た。
「おーい、帰ったぞ〜」
酔っぱらいの男は、トイレの入口の前で寝ぼけたことを言いながらドアを叩いた。
しかし、トイレの中にいる氏張《うじはる》と愛人《おんな》はそんなことはおかまいなく身体《からだ》を求めつづけた。
日付が変わって、11月21日の深夜0時半頃であった。
(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!ドザー!!ドザー!!ドザー!!ドザー!!)
よりしれつな雷鳴がとどろいたあと1時間に50ミリに相当する非常に激しい雨が降り出した。
レンタルのニッケンのトイレの中にいるふたりは、一晩中身体を求めあった。
その結果、ふたりは心臓発作を起こしたあと呼吸が止まった。
ふたりは、あられもない形で人生を終えた。
氏張《うじはる》と愛人《おんな》は、より激しい声をあげながら身体を求めた。
「あああああああああああああああ!!」
「ああああああああああああああああ!!」
ふたりが激しく求め合う声が公園のまわりに響いた。
(ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
この時、駅のプラットホームに30両編成の貨物列車が通過した。
トイレの中にて…
全裸《ぜんら》の氏張《うじはる》と愛人《おんな》は、激しく身体を求めた。
「ああああああああああああああ!!氏張《うじはる》!!」
「(愛人《おんな》)!!」
「好きよ…愛してる…」
「(愛人《おんな》)…オレとサイコンしてくれ〜」
「もちろんよ〜」
「オレの子どもを生んでくれ〜」
「ああああああああああああああああ!!」
ふたりの激しい声が公園一帯に響いた。
この時であった。
作業服姿の酔っぱらいの男が公園にやって来た。
「おーい、帰ったぞ〜」
酔っぱらいの男は、トイレの入口の前で寝ぼけたことを言いながらドアを叩いた。
しかし、トイレの中にいる氏張《うじはる》と愛人《おんな》はそんなことはおかまいなく身体《からだ》を求めつづけた。
日付が変わって、11月21日の深夜0時半頃であった。
(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!ドザー!!ドザー!!ドザー!!ドザー!!)
よりしれつな雷鳴がとどろいたあと1時間に50ミリに相当する非常に激しい雨が降り出した。
レンタルのニッケンのトイレの中にいるふたりは、一晩中身体を求めあった。
その結果、ふたりは心臓発作を起こしたあと呼吸が止まった。
ふたりは、あられもない形で人生を終えた。