大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【花から花へと】

時は、夜8時頃であった。

またところ変わって、道後温泉伊佐爾波坂《どうごいさにわざか》にある置屋の前の通りにて…

通りに大勢の観光客たちが往来していた。

通りのスピーカーから島津ゆたかさんの歌で『花から花へと』が流れていた。

置屋の中にて…

置屋は、今もドナ姐《ねえ》はんが経営していた。

置屋の居間におとなしめの色の和服姿の姐《ねえ》はんがいた。

姐《ねえ》はんは、マァマとドナ姐《ねえ》はんの弟さんのお嫁さんで義妹《いもうと》さんにあたるソヒさんである。

ソヒ姐《ねえ》はんは、派遣先の宿屋へ行く芸鼓《げいこ》はんとコンパニオンさんに対してやさしくお声がけした。

「きいつけて行っておいで〜」
「ほな、行ってまいります〜」

それから1分後にドナ姐《ねえ》はんが帰って来た。

「ソヒ〜」
「姐《ねえ》はんお帰りなさい〜」
「ただいま。」

それから2分後に奥座敷からせつこさんが出てきた。

「ドナさん、お帰りなさい〜」
「せつこさんただいま〜」
「ドナさん、奥座敷でお話をしましょうか。」
「ええ。」

このあと、ドナ姐《ねえ》はんとせつこさんは奥座敷で話し合いをした。

その頃であった。

イワマツグループのA班のメンバーたちは、大街道にある全日空クラウンプラザホテルに到着した。

この時間は、各部屋で身体を休めていた。

専用機は、あすから20日までのあいだは機体の総点検整備などのために駐機場《ドック》いりする予定である。

そのあいだは、四国でお仕事をする予定である。

時は、夜10時頃であった。

またところ変わって、道後公園のすぐ近くにあるうめ乃や(料亭旅館)にて…

館内にある30畳の宴会場に地元の中小企業の従業員さんたち20人と経営者のダンナさまと息子さんふたりが箱膳《おぜん》を囲む形で座っていた。

その近くに三味線《しゃみ》を持った芸鼓《げいこ》はんたち4人がいた。

箱膳《おぜん》の内側に和服姿のミウミウと28歳の男性従業員さんがいた。

ミウミウと男性従業員さんは、三味線《しゃみ》の演奏にあわせて野球拳おどりをしていた。

踊り〜最初はグーじゃんけんで行く形で、負けたら衣服を脱ぐという形であった。

男性従業員さんは、この時トランクス一枚であった。

そんな中であった。

ミウミウが最初はグーじゃんけんに負けた。

ミウミウは、白足袋《たび》を脱いた。

男性従業員さんたちが『ピーピー〜』と口笛を吹くなどしてはやし立てた。

その後も、ミウミウは最初はグーじゃんけんで負けてばかりいた。

和服〜じゅばん6枚〜キャミソール〜フレアパンティ〜ブラジャー〜ショーツと脱いだミウミウは、全裸《はだか》になった。

男性従業員さんたちは『こっち向いて〜』などと言うてはやし立てた。

ミウミウは、泣きたい気持ちをおさえながら男性従業員さんたちのおもいにこたえた。

時は、深夜11時50分頃であった。

またところ変わって、社長さんが宿泊している部屋にて…

社長さんが宿泊している部屋にミウミウと社長さんがいた。

ミウミウは、白濁色でタテ線が入っている丸首の長袖のトップスとヒョウ柄のスカート姿であった。

社長さんは、全裸《はだか》であった。

「ハアハア…」
「ああ…イヤ…」

激しくコーフンしていた社長さんは、ミウミウをふとんに寝かせたあとお顔をなめ回した。

「イヤ…お顔が汚れちゃう…お顔が汚れちゃう〜」
「ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア…」

………………………

それから120分後であった。

ふとんに寝ころんでいるミウミウは、激しい声をあげながら泣いていた。

ミウミウが着ていたトップスが脱がされたあと下につけていたブラジャーがちぎれた…

ヒョウ柄のスカートはグシャグシャに乱れていた…

社長さんは、部屋から出たあと浴場《ふろ》へ行ったので部屋にいなかった。

この時であった。

旅館の外にドナ姐《ねえ》はんがいた。

ドナ姐《ねえ》はんは、つらい表情でつぶやいた。

よーくんごめんね…

ミウミウちゃんを汚してごめんね…

…………………
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