大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【噂(うわさ)の女】

時は、深夜11時50分頃であった。

またところ変わって、大街道の全日空クラウンプラザホテルの中にあるキッチンつきの豪華スイートルームにて…

スイートルームの特大和室に亜弓さんと汐香《しお》ちゃんとせつこさんがいた。

ドナ姐《ねえ》はんは、ベッドルームから出たあと特大和室にあがった。

(ピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロ…ピロピロピロピロピロピロピロピロ…)

この時であった。

部屋に備え付けの白濁色のハウディ(プッシュホン)の着信音が鳴った。

汐香《しお》ちゃんは、受話器をあげたあと話した。

「はいイワマツグループでございます…あっはい…ドナさんに代わります…ドナさん、お電話がかかってます。」
「どなたから?」
「ソヒさんからです。」
「分かったわ。」

ドナ姐《ねえ》はんは、汐香《しお》ちゃんから受話器を受け取ったあと話しをした。

「はい代わりました…ああ、ソヒ…どうしたのよ…よーくんは、眠っているわよ…あした、よーくんを連れてきてって?…どうしたのよ一体…(俳優)さんがよーくんと話をしたいと言うてるのね…松山市と周辺の4つの市町《まち》にあるレジャー店舗とレジャー施設をよーくんに買い取ってほしいと言うことね…えっ?…あらたに追加が増えたって?…徳島県《とくしま》と高知県《こうち》にある特大ゴルフ場と鳴門の特大豪華《ラグジュアリー》リゾート施設と新居浜の大型パチンコ店を…追加で購入してほしいと…俳優さんが言うたのね…分かったわ…それで、何時にどこで待ち合わせと決まったの?…あす…あすの正午に宮田町の(レストラン)北斗…それじゃあ、11時半によーくんを連れて(レストラン)北斗へ行くから…それでいい?…うん…それじゃあ、おやすみ…」

ドナ姐《ねえ》はんは、受話器をゆっくりと置いたあと大きくため息をついた。

またところ変わって、ベッドルームにて…

私は、ベッドの上ですやすやと眠っていた。

私の左腕に点滴の管がついていた。

入れ物の中に入っている薬は、安定剤である。

ドナ姐《ねえ》はんは、すやすやと眠っている私の寝顔を見つめながらつぶやいた。

よーくんごめんね…

よーくん…

メイメイちゃんを取り上げてごめんね…

シャオリンちゃんとミウミウちゃんとサンサンちゃんとレイファちゃんとお見合いをしたかったのに…

お見合いをセッティングすることができなかった…

ごめんね…

ごめんねよーくん…

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