あの放課後、先生と初恋。




「なにぃ!?ちゃんと評価してくれよクソ審査員ども……!!どう考えても僕の生徒たちが1位だっただろうが!!!」


「先生っ、落ち着いてください…!綾部先生……!」


「いい加減にしろよ春から!!きみらは何を基準にしてるんだ!?当ててやろうか、どうせくだらない感情論だろ!?やめちまえよ審査員なんか馬鹿野郎が……!!」


「ちょっ、先生!馬鹿野郎は撤回してくださいっ、せっかくの2位が取り消されてしまいます……!!にいなっ、ちょっと綾部先生を止めて…!」


「あっ、うん!先生…!!馬鹿はおまえだ!!!」



静かにしてください鈴高!!と、アナウンスが鳴る。

なんとか落ち着いてホッとしたものの、生徒たちの目には輝きが募っていた。


どう考えても僕の生徒たちが1位────、


この上ない言葉だったからだ。

けれどやっぱりわたしは悔しいから、心の底から味わえるようになりたい。



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