初恋の始め方



「超塩対応じゃん!名前くらい教えてよ、ねぇ」

「……」


その押しの強さに引いてしまって何も答えない、いや、言葉が出ない私たち。


「え?シカト?ねぇねぇ」

「……おい、やめろって」

「なんだよ、輝!自分だけモテるからって」

「いやいや、2人とも引いてるから」


更にぐいぐいと詰め寄ってくる橋本くんを、友達である高瀬くんまでもが呆れ顔で諭す。

それにあい子も、はぁ、と盛大な溜息をひとつ吐くと―――、


「小林あい子、この子は小峰さくら」

「あい子ちゃんにさくらちゃんね!おっけ、覚えた。よろしくねら」


あい子の面倒くさそうな言い方にも一欠片もめげない橋本くんは、キラキラとした笑顔を惜しげもなく振りまく。


というか、いきなり下の名前?

しかも、ちゃん呼び?


「つーか、そろそろ教室戻れ」

「あ、もうそんな時間?じゃ、俺戻るわ!あい子ちゃん、さくらちゃん、またね~」


1人だけ満足した様子の橋本くんは、嬉しそうに手を振りながら慌ただしく自分のクラスに戻っていった。



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