キミの隣は特別席

文化祭

マナside

今日から二学期。

「なぁー!聞いた?隣のクラス転入生来たって!しかも、女!」

クラスの男子がそんなことを話していた。


「転入生だって、絢知ってた?」

「知らない…涼ちゃん何も言ってなかったよ?」

「そっか…あとで見に行ってみる?」

「うん」

先生が来て、今日の予定を言った。これから、体育館で式。それが済んでHRがある。





体育館に向かっていると

「マナちゃん!絢ちゃん!」

雪音ちゃんの声?

振り向くと松堂と腕を組んだ雪音ちゃんが立っている。その隣にはめんどくさそうに優一がいる。

「「雪音ちゃん!!」」

転入生って雪音ちゃんだったんだ!?

「お兄さんの許可おりたの?」

松堂に聞くと、

「違うよ、マナちゃん。あたしが兄さんを半分脅す感じで許可おろしたの」

脅す!?怖っ!!




体育館について列の最後に座った。

「松堂も大変でしょ?あたしのクラスの男子たちが騒いでたよ?」

「マジで!」

「大丈夫よ!樹、あたし樹にしか興味ないから!」

と言って、雪音ちゃんは松堂に抱きついた。

バカップル…

「おい、いい加減にしろ。家でいちゃつけよ。」

優一が2人の頭を叩いた。

「いったぁ…何すんのよ!優一!」

「静かにしろよ」


長い校長の話が済んで、それぞれの教室に戻った。
雪音ちゃんは優一たちと同じクラス。





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