鮮やかなもの
「兄ちゃんと俺の為だと思って、ね?」

類は仕事を探していたところを黎に声を掛けられた為、兄と仕事が出来ると思い、嬉しかった。
だから、俺の為と言う単語が出た。

しばらくの後、

「わかった。
いくら借りればいいの?」

涙を拭いて、優心は言った。

「兄ちゃんは借りれるだけ借りてほしいって言ってた」

「2ケタ?3ケタ?」

「…3ケタ」

申し訳なさそうに類は言った。
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