˚✧₊🫧恋は、空想の中。🫧₊✧˚(恋空)
ホストクラブって、お金を払っているんだから、その分いつでも接客で気持ちよく楽しませてもらえるものかと思ったけど。

でも、SNSを見ると案外それと反対の状況になってるお客さんもいるらしい。

他の人が通いながらどんなことを思っているかがすごく参考になった。

お仕事でお客さんとして接している彼らが、本当は何を考えているか、どんな気持ちかなんて、誰も分からない。

みんな、「育て」とか「本営」とかいう言葉を使って理解したり、納得していた。

『イケメンと、喧嘩しに行くところ』

ホストクラブに対して出した結論はそれだった。

所詮あなたにとっては商売で、私にとっては娯楽で。

私には関わりのない世界。

それなのに、連絡が途絶えても、彼のことを忘れることはなくて。
なぜか知りたいと思う気持ちが芽生えて。

彼のことが特別になったのは
いつからだったんだろう。
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