depot~停車駅~(短編)

この年、十八歳の夏。


俺は、高校生活最後の夏休みを利用して、東北にある父方の祖父の家に、恒例の『じーちゃん家お泊まりツアー』に来ていた。


俺の命名主の、じーちゃんの家だ。


大きな専業農家をしていて、家も昔ながらの大きな『田舎造りの屋敷』と言った感じだ。


東京からJRの電車を乗り継いで、更に単線のローカル線に揺られて、田んぼの中の無人駅にやっと到着する。


そこから徒歩で三十分。ちょっとした旅行気分だった。

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