アイドル彼氏

もうひとつの手段





「チースッ!!」


おもいっきり楽屋を開けたら、お菓子を片手にテレビを見ていた雅紀が振り返った。


「おかえり。なぁ…テレビ見ろよ。」


俺を手招きして雅紀は、無理矢理俺を座らせテレビを指差した。


俺は仕方なく、テレビに顔を向けた。


「まだやってたの?」


「いいから!見てよ!ホラ始まった。」


『えぇ…ドリームri‐kuさんを良く知るこの方に独占取材をさせて頂きます!この方です!』


30代前半くらいの男性のアナウンサーが声を張りその後に見たことのある人が現れた…


「真理恵さん……?」


「そ。この人は、ただ陸と静香ちゃんの交際をバラすだけじゃなくて…」


『真理恵さん!このスクープどう思いますか??』


アナウンサーが真理恵さんに話しをふると真理恵さんは急に泣き出した…




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