❁live your life❁
汐月の服を戻し部屋から出ると、母親が俺の部屋から出てきた
「海月、あなた起き上がって平気なの?」
「あぁ、もう平気。母さんこそ…その……」
あの日以来、俺の…俺達の部屋に近づく事すらしなかったのに
俺が何を言いたいのか察した母親は、少し困ったように笑った
「お母さんも大丈夫。お昼ご飯出来たけど、部屋に運ぶ?」
「いや、いいよ。行くから」
リビングに行くと二人分の食事が準備されていた
こうやって母親と二人だけで食事をするのは久しぶりだった