❁live your life❁
そんな、ある日
学校から出ると門の所に景親の女と珠希が居るのが見えた
目を向けないように…気が付かない振りをして、足早に通り過ぎると後ろから聞こえてくる足音
「汐月、待って…ッ」
息を切らしながらも付いてくる
このままだったらアパートまで付いてくる勢いだ
だから
「何処まで付いてくるつもりだ?」
足を止めチラッと横目に珠希を捉え、突き放す言葉を投げ掛けたのに
「汐月が…向き合ってくれるまで」
珠希が口にした それは覚悟が滲み出ていた