懐妊一夜で、エリート御曹司の執着溺愛が加速しました
『菅野さんには安心して仕事を頼める。これからも期待しているよ。だが、無理はしないように。最近、残業が多いようだけど、なにか変化があった?』
広瀬が営業部の部長だった時は、仕事にやりがいを感じて楽しく働けていた。
今の部長は営業経験が豊富で頼りになる人だけど、広瀬ほど部下に声をかけてくれない。
それが当たり前で彼が特別だったのかもしれないが、最近は仕事に行くのが憂鬱に思う時もあった。
草尾に仕事を押しつけられて業務量過多なのが原因だと思っていたが、働きぶりを認めてくれる上司がいないのも少しは影響しているかもしれない。
ちょうど目の前にタクシーが止まり、見知らぬ乗客が降りたところだった。
「乗ります」
すかさず広瀬が運転手に声をかけ、閉まったばかりの後部席のドアが開く。
少々強引に明日香を乗せた彼が、隣に座った。
「あ、あの、本当に大丈夫ですから……」
今はもう直属の上司ではない彼に、ここまで面倒を見てもらうわけにいかない。
飲んでいたところを邪魔してしまったのも申し訳なく、首を横に振ると、彼の眉尻が下がった。
「普通に自宅まで送るだけだから、安心して」
広瀬が営業部の部長だった時は、仕事にやりがいを感じて楽しく働けていた。
今の部長は営業経験が豊富で頼りになる人だけど、広瀬ほど部下に声をかけてくれない。
それが当たり前で彼が特別だったのかもしれないが、最近は仕事に行くのが憂鬱に思う時もあった。
草尾に仕事を押しつけられて業務量過多なのが原因だと思っていたが、働きぶりを認めてくれる上司がいないのも少しは影響しているかもしれない。
ちょうど目の前にタクシーが止まり、見知らぬ乗客が降りたところだった。
「乗ります」
すかさず広瀬が運転手に声をかけ、閉まったばかりの後部席のドアが開く。
少々強引に明日香を乗せた彼が、隣に座った。
「あ、あの、本当に大丈夫ですから……」
今はもう直属の上司ではない彼に、ここまで面倒を見てもらうわけにいかない。
飲んでいたところを邪魔してしまったのも申し訳なく、首を横に振ると、彼の眉尻が下がった。
「普通に自宅まで送るだけだから、安心して」