今日は我慢しない。
𓈒 𓏸 𓐍
そして、放課後。
陸上部の練習を終えて、生徒会室へ向かう。
「お疲れ」
するともう施錠まで終えたのか、暗くなった生徒会室のドアの前に笑顔の佐柳が立っていた。
「……」
朝の騒動の後、大変だった。
今までなるべくそつなく、あまり悪目立ちしないように立ち回ってきたのに、今日ばかりはみんながなにか噂しながら私のことを見てくる。
いろんな人に『付き合ってるの!?』『いつから!?』『α同士付き合うってやばくない!?』と根掘り葉掘り聞かれて、どれにもあいまいな返事を返すことしかできない。
「疲れた」
佐柳をムスッとにらみつけると、佐柳はとっても嬉しそうに笑った。
佐柳の方はこないだ私が突き飛ばしたことをほんとに気にしてないみたいだ。
「どうしてわざわざみんなの前で言うの?学園中すごい噂になってるよ」
「んー……」
佐柳はしばらく空を仰いでから窓の外を見て、ボソッとつぶやいた。
「(また原田みたいなやつが出てきたら困るから)」
「え?」
よく聞き取れなくて首をかしげる。
そして、放課後。
陸上部の練習を終えて、生徒会室へ向かう。
「お疲れ」
するともう施錠まで終えたのか、暗くなった生徒会室のドアの前に笑顔の佐柳が立っていた。
「……」
朝の騒動の後、大変だった。
今までなるべくそつなく、あまり悪目立ちしないように立ち回ってきたのに、今日ばかりはみんながなにか噂しながら私のことを見てくる。
いろんな人に『付き合ってるの!?』『いつから!?』『α同士付き合うってやばくない!?』と根掘り葉掘り聞かれて、どれにもあいまいな返事を返すことしかできない。
「疲れた」
佐柳をムスッとにらみつけると、佐柳はとっても嬉しそうに笑った。
佐柳の方はこないだ私が突き飛ばしたことをほんとに気にしてないみたいだ。
「どうしてわざわざみんなの前で言うの?学園中すごい噂になってるよ」
「んー……」
佐柳はしばらく空を仰いでから窓の外を見て、ボソッとつぶやいた。
「(また原田みたいなやつが出てきたら困るから)」
「え?」
よく聞き取れなくて首をかしげる。