📚 本に恋して 📚 第14回『人を動かす[完全版]』③ (D・カーネギー著、東条健一訳:新潮社)
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それでは、また、インタビューに戻ります。今度は理容師さんです。
川崎市でヘアサロンを経営している女性理容師、Mさんの登場です。
Q:なぜ理容師になったのですか?
A:祖父が理容室を創業し、母がその店を継ぐという環境で育ちました。それで理容師の仕事を身近で見てきたのですが、それより、セーラームーンの方が好きでした。でも、セーラームーンにはなれないことがわかった時、理容師になると決意しました。それで、専門学校に進学し、卒業後は有名な理容室に入店しました。夫婦ともに日本チャンピオンに輝いたという素晴らしい経歴を持つオーナー夫妻が経営する理容室でした。
Q:入ってみていかがでしたか?
A:厳しかったです。いかに自分が下手かを思い知らされて、ものすごくへこみました。自分が情けなくて毎日泣いていました。それでも、コンテストに出るために夢中で頑張りました。
Q:いつ実家の店を継いだのですか?
A:働き始めて6年が経とうという頃、母が体調を崩しました。それで実家で働き始めました。でも、母が入院したので、一人で店を背負っていかなければならなくなりました。その後、母は他界し、その上、同居している祖母の面倒も見なくてはならなくなりました。忙しい日々が続いています。
Q:お店は順調ですか?
A:はい。平日はスタッフと2人で10人くらいのお客様に対応し、土日は16~20人くらいを対応しています。男性客だけでなく、女性客も多く、考案したヘアアレンジをインスタグラムにアップしたり、レディ―スシェービングやブライダルシェービングに力を入れたり、着付けをメニューに取り入れたり、様々な工夫をしています。
Q:今後の目標について教えてください
A:理容師の夫と結婚したので、店舗を改装して、メンズエステにも取り組みたいと思っています。そして、赤ちゃんからお年寄りに至るまで、ずっと通ってきていただける、ライフステージに寄り添えるサロンを目指したいと思っています。
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次は、銀座の高級店で腕をみがく女性理容師、Kさんです。
すべてが個室になっている7階のフロアではお客さんは豪華な革張りの椅子に座って施術を受けることができ、まるで高級エステのような佇まいです。
Q:どうして美容師ではなく理容師になったのですか?
A:手に職をつけて、一生働ける仕事を見つけたいと思ったのがきっかけでした。最初は美容師を目指していたのですが、仕事の内容を調べたり、実際に職場見学をしているうちに理容師の方へ心が傾いていきました。理容は美容ほどヘアスタイルの流行がないので、結婚や出産を経たのちでもブランクを感じずに復帰しやすいですし、カミソリが使えるのも大きな理由でした。女性向けのエステなどではシェーブニストとして需要が高まっているので、仕事の幅を広げることができるからです。それと、美容師に比べてスタイリストデビューが早いというのも魅力でした。
Q:入店してからの仕事内容を教えてください。
A:1年目は掃除や洗濯、先輩理容師の補助が主な仕事でした。また、営業時間の前後で訓練があり、シャンプーやカラーリング、パーマの技術を習得していきました。そして、2年目にはスタイリストとしてデビューすることができました。でも、まだまだ勉強しなければいけないことが多く、毎日の訓練に加えて、講習会や月に一度開催されている系列店の競技会にも参加して技術を磨いています。
Q:特に力を注いでいる技術はなんですか?
A:丸刈りやスポーツ刈りです。それも、バリカンだけではなく、ハサミでの仕上げを希望されるお客様に対応できるように訓練を積んでいます。それと、接客の重要性が理解できたので、自分らしい自然体で接することを心がけています。
それでは、また、インタビューに戻ります。今度は理容師さんです。
川崎市でヘアサロンを経営している女性理容師、Mさんの登場です。
Q:なぜ理容師になったのですか?
A:祖父が理容室を創業し、母がその店を継ぐという環境で育ちました。それで理容師の仕事を身近で見てきたのですが、それより、セーラームーンの方が好きでした。でも、セーラームーンにはなれないことがわかった時、理容師になると決意しました。それで、専門学校に進学し、卒業後は有名な理容室に入店しました。夫婦ともに日本チャンピオンに輝いたという素晴らしい経歴を持つオーナー夫妻が経営する理容室でした。
Q:入ってみていかがでしたか?
A:厳しかったです。いかに自分が下手かを思い知らされて、ものすごくへこみました。自分が情けなくて毎日泣いていました。それでも、コンテストに出るために夢中で頑張りました。
Q:いつ実家の店を継いだのですか?
A:働き始めて6年が経とうという頃、母が体調を崩しました。それで実家で働き始めました。でも、母が入院したので、一人で店を背負っていかなければならなくなりました。その後、母は他界し、その上、同居している祖母の面倒も見なくてはならなくなりました。忙しい日々が続いています。
Q:お店は順調ですか?
A:はい。平日はスタッフと2人で10人くらいのお客様に対応し、土日は16~20人くらいを対応しています。男性客だけでなく、女性客も多く、考案したヘアアレンジをインスタグラムにアップしたり、レディ―スシェービングやブライダルシェービングに力を入れたり、着付けをメニューに取り入れたり、様々な工夫をしています。
Q:今後の目標について教えてください
A:理容師の夫と結婚したので、店舗を改装して、メンズエステにも取り組みたいと思っています。そして、赤ちゃんからお年寄りに至るまで、ずっと通ってきていただける、ライフステージに寄り添えるサロンを目指したいと思っています。
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次は、銀座の高級店で腕をみがく女性理容師、Kさんです。
すべてが個室になっている7階のフロアではお客さんは豪華な革張りの椅子に座って施術を受けることができ、まるで高級エステのような佇まいです。
Q:どうして美容師ではなく理容師になったのですか?
A:手に職をつけて、一生働ける仕事を見つけたいと思ったのがきっかけでした。最初は美容師を目指していたのですが、仕事の内容を調べたり、実際に職場見学をしているうちに理容師の方へ心が傾いていきました。理容は美容ほどヘアスタイルの流行がないので、結婚や出産を経たのちでもブランクを感じずに復帰しやすいですし、カミソリが使えるのも大きな理由でした。女性向けのエステなどではシェーブニストとして需要が高まっているので、仕事の幅を広げることができるからです。それと、美容師に比べてスタイリストデビューが早いというのも魅力でした。
Q:入店してからの仕事内容を教えてください。
A:1年目は掃除や洗濯、先輩理容師の補助が主な仕事でした。また、営業時間の前後で訓練があり、シャンプーやカラーリング、パーマの技術を習得していきました。そして、2年目にはスタイリストとしてデビューすることができました。でも、まだまだ勉強しなければいけないことが多く、毎日の訓練に加えて、講習会や月に一度開催されている系列店の競技会にも参加して技術を磨いています。
Q:特に力を注いでいる技術はなんですか?
A:丸刈りやスポーツ刈りです。それも、バリカンだけではなく、ハサミでの仕上げを希望されるお客様に対応できるように訓練を積んでいます。それと、接客の重要性が理解できたので、自分らしい自然体で接することを心がけています。