心が解けていく
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「よし、着いた!」
「ここは…貸切ですか?」
キャンプ場はテントが所狭しと並び、隣になった見知らぬ人と友達になったり、ご飯を分け合って楽しい一泊二日になるはずの場所。
来たのは、緑が広がっているだけで賑やかさが全くない、異国の地のような草原。
「その方が、周りを気にせずに過ごせるでしょ?」
「まぁ、そうですけど…」
少し寂しい気もするけど、誰も居ない方が長谷 律にとっても好都合か。
隣を見ると、ミーアキャットのように太陽の光を全身で浴びて、背伸びしている。