心が解けていく
「茜音ちゃんには勘違いされても良いかも。てか勘違いじゃないよ?」
「勘違い、じゃない…」
「茜音ちゃんだから、そう言ってる。久しぶりに会えたから、この前させてもらえなかったハグもしたいし…」
またそんなこと言って。
そうあしらおうと思ったはずが、勘違いして良いらしい。
これは、長谷 律が心から私に会えて嬉しいと言ってくれているということ。
一気に顔が熱くなった。
心拍数も爆上がりする中、右隣から長い両腕が伸びてくる。
酔っていても頭はしっかりしているから、避けようとしたけど、長谷 律が眉間に少しだけ溝を作った。
「今日は誰も居ないよ?あ、大将は居るけど問題ない。これでも断る?」