ヒュントヘン家の子犬姫~前世殿下の愛犬だった私ですが、なぜか今世で求愛されています~
──シャルロットは無垢だった。
それは、純真という意味とは少し違う。
自分の感情の奥にある、1つの真実。
想いの源たるその塊に気付かぬほどにシャルロットは子供で、だから、アルブレヒトの仄暗い眼差しをも全て含めて好きだと思って。
──……それだから、アルブレヒトの想いと自分の想いの間にある、決定的なねじれについて、眠りに落ちるまで、ついぞ気づくことができなかったのだった。
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