“至って普通”の平凡少女は嫌われ者のヴァンパイアに あくまで優しく愛される。
私は教室内を見回した。


ここに、ヴァンパイアがいる。


そう思うとやっぱり怖いなと感じてしまうけれど

美晴の話を聞いてそれよりもワクワクした
気持ちが強くなっていくのをしっかり感じた。



「あ、でも一人いた。ヴァンパイアって言われてる人」



美晴は同じく教室を見渡してふと気がついた様に言う。



「そうなの?」


「前から3番目の一番窓側の席の…黒霧零央。」



美晴が言った方向をちらっと見つめると


少し焦げ茶色がかった黒髪を持つ男の子が

机に伏せているだけだった。


「確か、私もよく分かってないけど“人殺し”って言われてる」


美晴は周りに気を使ってか少し小さな声で囁く。



「私はそんな噂信じてないけど、ちょっと怖いよね…」



私は美晴のその言葉を聞いて

改めて黒霧君をちらっと見る。


けれど特にヴァンパイアっぽくも無いし

噂で聞いたような感じでも無いように思えたのは
気のせいだろうか。
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