あなたと運命の番になる
田中と田所以外はすべてチームメンバーは男性だった。
この職場は男性が7割をしめている。
男性には苦手意識があるものの、田中と田所の声かけもあって、チームに少しずつ馴染めてきている。

コンベアの前で黙々と組み立てる。

今日は隣で和真が作業している。

今日は朝からあまり体調がすぐれない。
ヒートが終わってから、いつも以上に食事にも気を使った。ただ、痩せた体に新たなチームメンバーでの仕事。
蘭が思っている以上に体は疲弊していた。
今日が終われば週末の休みに入る。
蘭は弱った体を叩き作業をした。

突然、ぴーぴーと機械音がする。
ラインが止まって、一旦中断となる。

チームの中で組み立てミスがみられた。
どこの部分かを田中が中心となって調べる。

「今日A6のところ組み立ててるの誰ですか?」

「あっ私です!!」

蘭は自分の所を言われ、慌てて返事をする。

「大黒さん、ここの組み立てが違うわ。
やり直さないといけない。」

田中に間違いを指摘され、真っ青になる。
勘違いをして、違う部品を組み立てしまっていた。

「すみません。」

蘭は頭を下げて謝る。

「誰にでもミスはあるから、仕方ないけど、気をつけてね。」

田中は珍しくミスをした蘭をとがめることはしないが、軽く注意はする。

蘭は落ち込むが、何よりミスを挽回しなければと作業にとりかかった。
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