イジワルな君の甘い溺愛

エプロンを装着して、私は冷蔵庫をのぞいた。


…パスタにしようかな


玉ねぎを取り出して、皮を剥いていく。


私は手元に集中しながら、晴翔たちのことを思い出していた。


実は今日お母さんと晴翔は、前に私と弥生くんが行った遊園地に遊びに行っている。


あの後弥生くんとふたりで遊園地に行ったことを知った晴翔が、すごくぐずって自分も行きたかったって号泣して…


お母さんの仕事の休みが取れ次第晴翔と遊園地に行く約束をしたらしい。


でもよくよく思い出せば、晴翔は遊園地なんて大きな場所で遊ぶのは初めてかもしれない。





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