青いベンチ
 そうして俺は1人になった。

 そのとき目の前にはりおがいた。りお?なんで?あいつの家は逆方向なはずなの

に・・。何で?でもすぐ理由がわかった。「りお待ってよ~。」男の声!?誰?
 
「克己馬鹿じゃないの?もう!」
 
そっかぁ・・。忘れてた。2人は付き合っているんだ。

 りおには彼氏がいたんだ。俺はそんなことも忘れてたんだ。

「あれ??かお君?」

りおが俺を見っけちゃった。

「おう薫!」

そういって克己が手を振ってきた。どうすればいいんだろう・・・。
 
とっさに俺は無理やり笑顔を作って手を振りかえした。

「じゃあ明日学校でね!」

そう言ってあいつらは行ってしまった。俺はすごく悲しくなって、切なくなって気づい

たら走ってた。もう100メートルぐらいの距離なのに走って、俺の部屋についたとたん、

俺はベットに倒れこんでいった。すごく苦しい。りおの事思うと苦しい。でも好き。好

きでいたい。

 そんな矛盾がさらに痛い。そんな事を考えてたら眠ってしまった。

~次の日~
俺はちょっと学校に行きたくなかったけど、でも決めた。彼氏がいても振り向かしてみる!

 そう決めた。いつも通りに家をでて登校してみると、りおはまだ来てなかった。

「あっ!かお君、俊、翼おはよう。」玲菜か。「オッス!おはよ!」にしても

朝から玲菜めっちゃ笑顔だし。なんかいい事あったのか?まぁいいや。そこで、「玲菜

おはよぉー!」りおが来たー!「俊、翼、かお君おはよ!」

「おはよう。」俺はがんばる!そう決めたんだ。くよくよしない。

そういえばそろそろ先生くるんじゃね?そう思い俺は席についた。

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