総長様は溺愛も暴走する
恋愛感情はない、そう説得しようとして口を開く。
しかしその瞬間、目の前に影が落ちた。
目を上げると、そこには刈谷の蹴りが。
まずい、そう思ってももう遅い。
「紅蓮!」
テルの叫びが聞こえた瞬間、俺は公園の地面に倒れていた。
やっべ、集中しすぎたか…。
まぁでも、受け身は取ったから問題ない。
「ちょっ、紅蓮、何して…!」
こちらに駆け寄ってこようとするテルを、昨日の浪花の副総長であろう女が止める。