10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました。
「はい、買い物にも行ってくるので、希望を教えてください」
「じゃあ、ハンバーグで! カードと現金渡しておくね」
冬馬さんがブラックカードと札束を渡して来た。
完璧で美しい男である彼がハンバーグが食べたいなどと子供っぽいおねだりをしてくる。
私は何だか夢の中にいるみたいで頭がおかしくなりそうだった。
「あの⋯⋯そんな、私、自分のお金あります」
「暗証番号を教えるから耳貸して」
私は突然、耳元に近づいてきた彼の吐息に震え上がった。
「⋯⋯0906」
聞こえた数字に思わず驚く。
「私の誕生日です!」
「じゃあ、このカードは未来が使わないとね。行ってきます」
結局、私はブラックカードと札束を受け取ってしまった。
(誕生日を暗証番号ってやっちゃいけないやつなんじゃ⋯⋯)
「あっ! 待ってください。冬馬さんロープを忘れてます」
「それは、今日はいらないかな。また、後でね。いい子にしてるんだよ」
冬馬さんは苦笑すると、私の額にキスを落として手をひらひらと振って出ていった。
私は部屋を掃除すると、まずは本屋に出かけた。
高卒認定試験の本を手に取り、パラパラと捲る。
「じゃあ、ハンバーグで! カードと現金渡しておくね」
冬馬さんがブラックカードと札束を渡して来た。
完璧で美しい男である彼がハンバーグが食べたいなどと子供っぽいおねだりをしてくる。
私は何だか夢の中にいるみたいで頭がおかしくなりそうだった。
「あの⋯⋯そんな、私、自分のお金あります」
「暗証番号を教えるから耳貸して」
私は突然、耳元に近づいてきた彼の吐息に震え上がった。
「⋯⋯0906」
聞こえた数字に思わず驚く。
「私の誕生日です!」
「じゃあ、このカードは未来が使わないとね。行ってきます」
結局、私はブラックカードと札束を受け取ってしまった。
(誕生日を暗証番号ってやっちゃいけないやつなんじゃ⋯⋯)
「あっ! 待ってください。冬馬さんロープを忘れてます」
「それは、今日はいらないかな。また、後でね。いい子にしてるんだよ」
冬馬さんは苦笑すると、私の額にキスを落として手をひらひらと振って出ていった。
私は部屋を掃除すると、まずは本屋に出かけた。
高卒認定試験の本を手に取り、パラパラと捲る。