クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
お母さんは熱量たっぷりにお父さん達に拓弥さんのことを話している。
当然、お父さんも将太君も死ぬほど驚いている。
目の前に桐生グループの御曹司がいると思うと、凡人はみんなこの反応になる。


ひとしきり驚いた後、将太君との挨拶も済ませ、拓弥さんを囲む夕食会が始まった。


「いただきま~す」


今日の献立はすき焼き。
お父さん達が買ってきた材料で、大量のすき焼きを手際良く作るお母さん。


「すみません。押しかけてご馳走になって」


「とんでもない! 何を遠慮してるんですか? いつも美味しい果物を持って来てくれてるんですから。こちらは何もお返しできないので、せめてご飯だけでも」


「ありがとうございます。浅子さん」


拓弥さんに名前で呼ばれ、すき焼きを作りながら照れまくっているお母さん。気持ちが全部顔に出て、本当にわかりやすい。
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