クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由～隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる～

「真穂と将太はとても仲良しだよね！ 将太、君はこれからもずっと、生涯、真穂のことを愛すると誓いますか～？」


ニケが将太君の側で、顔を覗き込むようなリアクションをした。
何ともそれが可愛くて、心が弾む。


「は、は、はい！ ち、ち、誓いますー！」


結局、誰よりも緊張している将太君の言葉に、みんなが笑い、その場の雰囲気が一気に和んだ。


「将太！ 君は楽しい人だね！ 真穂のこと、絶対に幸せにしてね。それじゃあ、真穂。真穂は将太のこと、生涯愛すると誓いますか？」


「は、はい！ 私も誓います！」


「最高の誓いだね！ 真穂と将太は必ず幸せになれるよ。もちろん、太一も一緒にね」


ニケに頭を撫でられて、太一はとても嬉しそうにうなづいた。


「さあ、誓いのキスを！」


真穂は、将太君のガチガチな体を支え、背伸びをして自分からキスをした。
ニケは、そんな2人の素敵なキスを、太一を後ろからハグしながら見届けた。