ベランダ越しに花束を
『私より長生きしてね』と。

息がもうすぐ切れそうなか細い声でそう言った。

それで俺は、絶対長生きしてやると決めた。

姉ちゃんよりも幸せになってやるって。

でも、ごめん姉ちゃん。

俺、その願い叶えられそうにないわ。

俺が生きられるのは、高一までなんだって。

俺、姉ちゃんよりも長生きしたかったよ。

まだまだやりたいこと、たくさんあるのに。

なのにさ、神様は俺の命を奪うらしい。

でも、姉ちゃんは嬉しいだろ。
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