ベランダ越しに花束を
「え?」
どうして光琉が亡くなってしまったことを知っているのだろう。
光琉の身内の人なのか?
疑問に思った私を察したのか、真彩さんは話した。
「前、光琉くんと舞花ちゃんで来てくれた日があったじゃない?そこで、」
そう言い、真彩さんは話すのを一旦やめてしまったが、しばらくしてまた話し出した。
「その日、多分彼は気づいてたんでしょうね、もうここには来られないって」
風が窓に打ち付ける音につられて、私の心臓の音がバクバクと鳴り出した。