ゆうれいと夜の空
『んじゃ、俺も頑張るよ』
「へ?」
『あのほ…になれ…よ…に』
「え?聞こえない。
今なんて?」
『なんでもないッ』
「ぇえー!!何でよぉ…」
『ひ・み・つー!』
「幽助のけちぃ…」
『なんとでも言えッ!』
私と幽助は、
今の時間を楽しんでいた。
このまま…
時間が止まればイイのに。
「星…キレイだね」
『おう』
「幽助みたい…」
『…ありがと』
時間よ
進まないで。
そう思ったすぐ、
幽助は立ち上がった。