追憶の愛情~想い出せない貴方へ~


「啓君、海斗は高校の事何か言ってた?
どんな話したの?」

「今はまだ秘密だよ。
海斗君が自分なりに答えが出せたら
きっと柚月にも気持ちも伝えてくるよ」

「…そっか。じゃあ海斗が
私に報告してくるまで待ってる。
啓君本当にありがとう」

「いいよ。それより早く俺の家に行こうか。
身体冷えてるから…
2人ですぐ風呂に入って温まろうね?」

「…お風呂は別々に入ろ?」

「何で?柚月は俺と入りたくないの?」

「…だってご飯もしっかり食べて欲しいし、
一緒にお風呂入ったらそのまま啓君に抱かれたくなっちゃうよ」

「…」

「ダメかな?」

「…柚月俺に抱かれたい?」

「うん…抱かれたい」

「それさ、若や海斗君の前でもちゃんと言ってよ。俺ばっか柚月の事好きに思われるじゃん」

「照れちゃうから2人きりの時しか言えないよ。でも心の中ではずっと啓君の事を想ってるよ」

「…柚月は本当に焦らしてくるよね。
いつも俺を意地悪とか言ってるけど
柚月も俺を翻弄させて大分意地悪だよ」

「啓君が大好きだから意地悪したくなる時もあるよ。昔の啓君がしてきたみたいにね?」

「…柚月、ここで1回だけキスしていい?
そしたら夜までは何もしないから」

「…うん」


啓さんは
凛としてて男らしくてカッコいいけど

「柚月、大好きだよ」

姉ちゃんの前では本当に心を開いているようで

「啓君今日は甘えん坊だね」

軽くキスした後に甘えて抱き着く啓さんに
姉ちゃんが笑いながら頭を撫でれば

あの啓さんが嬉しそうに
子供っぽく表情を緩めていたなんて

俺は知らない。


SS 海斗と啓 終








































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